より良い材料の開発を目指す
研究部のお仕事は?
研究部では、要素技術や基礎技術、新技術の研究を行っています。その中でも、私は材料開発や材料分析を行うグループに所属していて、主に材料開発を担当しています。性能をより良くするために、既存の製品に新しい機能を付けたり、今までできなかったことをできるようにすることを目的として、これまで行われたことのない条件で試験や分析を行っています。
仕事の流れは?
当社は事業領域が多いため、研究対象も幅広いです。私のような若手だと、上司から「こんな案件があるけどやってみない?」と打診されて任されることが多いです。まずは、課題点の洗い出しを行い、解決方法について調査・検討を行います。次に、開発スケジュールを立てて、実際に材料の試作を行い、特性評価試験を実施して、目標値を達成しているかを確認します。目標値を達成できなかった場合は、その要因を分析・調査し、試料の改善を行います。このような工程を粘り強く繰り返すことで、より良い材料の開発を目指します。
他部門の方と協力し、アドバイスをいただき、試料の改善に取り入れることもあります。
新しい事への挑戦
やりがいを感じるのはどんな時ですか?
これまで行われたことのない条件について試験や分析を行うため、原因がわからない予想外な結果が出てくることも多いです。その場合は、文献調査や大学教授など有識者への聞き取りを行い、原因を追究していきます。骨の折れる作業ではありますが、原因が判明し、その事実を今後の研究に役立てることができるのは、とても嬉しいです。
学生の時の経験は活かせていますか?
私は学生時代、木質バイオマスについて研究を行っていましたが、当時扱っていた分析機器の使い方や測定結果の取り扱い方の知識は、仕事で活かせています。一方で、企業の研究には目的を達成するまでの期間や予算が決められていて、試験期間・費用の確認や、試験の必要性・優先度の検討が重要です。その点は学生の時と大きく異なる部分だと感じています。
上司や先輩が助けてくれます
どうやって仕事を覚えたのですか?
指導員の先輩から、全体スケジュールを意識すること、常により効率的な試験方法を模索することについて丁寧に教えていただき、研究員としての基礎を身に付けました。これまでに行われたことのない条件で試験や分析を行うので、分からないことはたくさんありますが、そんな時はいつも先輩や上司に助けていただいています。
職場との交流は?
普段は2,3人のチームで仕事をすることが多いのですが、他の研究部の方々とも日常的に交流があり、同期や仲の良い女性の先輩とは、よく一緒にご飯を食べに行ったりしますね。
いつの間にか仲良くなる研修
新入社員研修はいかがでしたか?
新入社員研修期間の3ヵ月で、数えきれない程のグループワークを行ったのが印象的です。最初の頃は、研修ごとにメンバーが変わるため、初対面の同期と話す機会が多く、うまくやっていけるのか不安もありましたが、いざ始めてみるとみんなで協力して、全力で取り組み、研修が終わる頃にはいつの間にか仲良くなっていて、楽しく学ぶことができました。
研修を通じて仲良くなった同期は、今でも大切な仲間です。
制度を活用して旅行に行きます!
仕事以外はどう過ごしていますか?
学生時代は、よく車で長距離運転をして遠くまで旅行に行っていました。今でも、2、3ヵ月に一度は旅行に行っています。バースデー休暇※1やミニリフレッシュ休暇※2を活用すれば、好きなタイミングで連休を作ることができるので、旅行好きにはとても嬉しい環境です。最近では、弾丸でフェリーに乗って別府旅行に行きました。
1.誕生日前後1か月で、希望する日に休暇を取得できる制度。
2.年次有給休暇を3日連続で取得できる制度。