事業紹介

身の回りの電化製品や自動車・PC、スマホの部品として幅広く使用される半導体。その製造過程において欠かせない、原材料（ウェーハ）を搬送する装置です。不純物が混ざらない非常にクリーンな環境下での製造が必須であり、その環境を生み出すシンフォニアの製造装置は世界中で使用されています。シンフォニアグループ全体の売上高に占める半導体関連事業の比率を40％以上に引き上げるべく、経営改革を推進しています

自動車業界は「CASE（IoT化、自動運転、シェアリング、電動化）」をキーワードに大きな技術変革期を迎えています。そんな次世代自動車開発の場面で活躍するのが試験装置。EV・HEVを動かすモーターの正確かつ簡単な性能測定、インバーターや車体評価を行う試験装置、衝突試験装置を提供しています。

食品加工や医薬・化学業界、機械製造やリサイクルの現場など、材料を生産ラインで運搬する場面で振動機が活躍します。ただ搬送物を流すだけでなく、高精度な湿度調整や高い衛生環境の維持が可能で、初めて振動機を国産化したパイオニア企業として、あらゆる業界にて信頼を得ている製品です。

振動機と同じく製造・生産ラインで使用される搬送設備です。超微小チップから大型部品まで自由に設置・調整可能なため、FAから食品加工、医薬品と幅広く活躍しています。標準仕様のみならず、顧客ニーズに合わせたカスタマイズ製品を提供しています。

産業の場面で必要なあらゆる製品・設備を手掛けています。液化天然ガスを搬送する際に極低温でも動作するサブマージドモータや、高純度な金属素材開発で活躍する超高真空溶解炉、空港で待機する航空機のエンジン停止中に機内機器に安定した電力供給を行うGPU（航空機整備用電源車）など、その技術応用は多岐にわたり、持続可能な未来の実現に貢献しています。

日常の重要なライフラインである上下水道の監視制御システム、また、高速道路の電光掲示板やトンネル、駅舎などで活躍する交通管理用の電気設備など、日ごろの暮らしを陰から幅広く支える設備を手掛けています。

航空分野では、400アイテム以上のラインナップを揃えた国内唯一の航空機用電源システムメーカーとして、電動化が進む次世代航空機開発に携わっています。また、ロケット分野においては、1980年代に日本から発射された初号機から全て当社製品が搭載されており、世界の宇宙開発を支えています。

創業当時から100年以上続くモーター製造・開発技術のノウハウを活かし、他では真似できない、非常に細かな位置・角度制御の可能な特殊モーターを提供しています。超微細部品や半導体の生産ラインで使用されるダイレクトドライブモータから、小型モビリティに搭載されるモーターまで幅広いラインナップが特徴です。

鉄道車両に搭載される速度検出器や、ブレーキ制御を行う車両用ブレーキ電装品、また建設機械の制御用コントローラを提供しています。今後は、都市開発のキーワードとなるスマートシティに向け、車両の電動化・省エネ化に貢献しながら、安全・快適な交通インフラを支えています。

空港における機体への貨物搬入・乗客が乗り込む際に活躍する空港用地上支援車両を提供しており、空港で数多く使用されています。また、港で使用される大型の自走台車やフォークリフトも提供しています。

100年の歴史を応用した昇華型プリンタは業務用に使用され、主にアミューズメント分野のプリントシール機やカードゲーム機など幅広く活用されています。長年の技術を活かし医療分野へ展開するなど、プリント＆ビジュアル分野の可能性はさらに広がっています。

FA（ファクトリーオートメーション）の現場で活躍する産業用ロボットやNC工作機械の安全用ブレーキを手掛けており、自動化が進む産業の場において停電時の事故を防ぐ製品です。また、自動車のスライドドアやOA機器にも搭載され、さまざまな動きを制御する多彩な製品群が特徴です。

シンフォニアが開発した自動細胞培養装置「CellQualia」は、非常に取り扱いの難しいiPS細胞・幹細胞を、高品質で安価に培養できる最先端の装置で、今後の再生治療普及に貢献していきます。

物流業界は、労働人口の減少と流通量の増加により、急速に省人化や自動化が進んでいます。シンフォニアでは工場内搬送の自動化で活躍するソリューション、AMR（自律走行ロボット）を開発し、物流業界の課題解決を目指しています。

気候変動や耕地不足、農業従事者の減少といった課題に直面する農業分野において、技術イノベーションは避けて通ることはできません。作物の育成に最適な環境を自動でコントロールする「複合環境制御システム」や、自然環境に左右されない「完全人工光型植物工場システム」など、長年培ってきたノウハウを活かし、安全で豊かな「食」の未来づくりに貢献しています。